いい家の条件「構造」

私達素人にはわかりづらい部分ですが、安心して住んでいける家を作るための基礎となるのが構造にかかわる事です。
以前構造計算をごまかして、柱を減らしたり、建材を節約するなど悪質な建物づくりをしていた事が発覚し、多くの人々に不安な思いをさせた事件がありました。
そういった反省から、国の構造にかかわる部分の基準が厳しくなり、検査も回数を増やしたり、万が一の際には第三者機関が保証をするような制度も出来てきました。
新築で注文住宅を建てる場合には、これらの性能をどれだけ満たしているか、具体的にはどの程度の自信に耐えられるか、マイホームで後悔しないよう、きちんと尋ねることが大切です。
そして、説明を受けるだけでなく、第三者保証機関や検査体制についてもあらかじめ知っておく必要があります。

構造といって一番最初にあげられるのが耐震性です。
大地震が起きても耐えられるよう強度の強い柱を使い、筋かいをバランスよく配置し、耐震金物などでしっかり固定することが、耐震性を高めるのに必要な条件です。
耐震性は柱や筋交いだけで強めていくものではありません。壁も大きな力を発揮します。
耐力壁と言って一定以上の負荷に耐えられる壁を使うことは義務付けられています。
国の基準で、一定の厚さ、太さ、量などがきちんと定められています。
いつ大きな地震が起きるか分からないからこそ、きちんと備えておく必要があります。
また、自信はいつ起こるか分かりませんが、台風は毎年来ることが分かっている災害です。耐風対策にも優れている住宅を建てる必要があります。
とくに、自分の立てる注文住宅の周りに、家がなかったりすると自分の家だけで、風に耐える必要があるわけです。
地震と同じくらい対策を立てるべき部分でもあります。
住宅の構造に対する対策は耐火構造もあります。
建材や扉で耐火構造を高めることが可能なので、設計士と相談して必要な対策にはそれなりのお金をかける覚悟で家づくりをしていくのが良いでしょう。

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